トレンパーアルビノ(Tremper Albino)はヒョウモントカゲモドキのモルフの一つです。
アメリカのブリーダーであるロン・トレンパー(RonTremper)氏が作出したモルフになります。
現在発見されている3つのアルビノの中で最も早く発見・公開されました。
最も早く発見された事もあり、現在流通している最も多いアルビノがトレンパーアルビノです。
単に「アルビノ」と表記されている場合はトレンパーアルビノを指します。
地色は黄色からオレンジで、バンド部分は同じトレンパーアルビノでも白から茶に近いものまで個体差があります。
これは選択交配の可能性と、孵化温度や飼育温度によってチロシナーゼの抑制酵素ほ働きが違うためです。
(チロシナーゼとは黒色を発現させる酵素)
高温管理(低温部が26前後,高温部が30度前後)で管理された個体はチロシナーゼを抑制する働きが強まり、よりアルビノらしさが強く表現されます。
ですが高温ではない場合、くすんだ色合いや褐色になりやすいです。
これはトレンパーアルビノだけではなく他のアルビノにも共通していますが、3つのアルビノによってその色の変化が異なります。
遺伝について
トレンパーアルビノは潜性(劣性)遺伝に分類されます。
代表的なコンボモルフはラプター(RAPTOR)となります。
- トレンパーアルビノ(ホモ)同士ではトレンパーアルビノが100%生まれます
- トレンパーアルビノとhetトレンパーアルビノでは以下の個体が生まれます
- トレンパーアルビノが50%
- hetトレンパーアルビノが50%
- hetトレンパーアルビノ同士では以下の確率で子が生まれます
- トレンパーアルビノが25%
- hetトレンパーアルビノが50%
- トレンパーアルビノの遺伝されない個体が25%
- hetトレンパーアルビノとトレンパーアルビノ無しでは以下の確率で子が生まれます
- hetトレンパーが50%
- トレンパーアルビノの遺伝されない個体が50%
参考図書
ヒョウモントカゲモドキ完全飼育: 飼育・繁殖・さまざまな品種のことがよくわかる (PERFECT PET OWNER’S GUIDES)
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