Photo By iori@geckoholic 2019-02-15
セイブシシバナヘビ(西部猪鼻蛇, Western Hognose Snake)は太く短い体、反り上がった鼻、擬死行動が特徴的なマイマイヘビ科シシバナヘビ属に分類されるヘビです。
シシバナヘビ属には他にトウブシシバナヘビ(Eastern hognose snake),ナンブシシバナヘビ(Southern hognose snake)がいます.
特徴について
特徴 | 説明 |
---|---|
学名 | Heterodon nasicus |
英名 | Western Hognose Snake |
和名 | セイブシシバナヘビ |
体長 | 40cm ~ 60cm |
体長について
体長は一般にオスが50cm,メスで60cmが最大体長の目安となります。
また90cmの記録もあるらしいです。
日本で流通しているヘビのサイズとしては、最も小型なヘビの一種であると言えます。
分布について
H. n. kennerlyi メキシコシシバナヘビ
アメリカ合衆国(アリゾナ州南東部、テキサス州南部、ニューメキシコ州南西部)、メキシコ北部H. n. gloydi ダスティーシシバナヘビ
アメリカ合衆国(テキサス州東部)H. n. nasicus プレーンズシシバナヘビ
模式標本(ネオタイプ)の産地(模式産地)はテキサス州。アメリカ合衆国(アイオワ州の一部、イリノイ州の一部、ウィスコンシン州西部、オクラホマ州、カンザス州、コロラド州、サウスダコタ州、テキサス州西部、ニューメキシコ州東部、ネブラスカ州、ノースダコタ州、ミズーリ州の一部、ミネソタ州の一部、モンタナ州東部、ワイオミング州東部)、カナダ(アルバータ州南東部、サスカチュワン州南部、マニトバ州南部)
モルフについて
モルフについてはセイブシシバナヘビのモルフ一覧をご覧下さい.
飼育について
餌について
野生では主にヒキガエルを食べるようですが、CB個体ではマウスに餌付くので通常のヘビと同様の給餌で問題ないようです。
出来るだけマウスに餌付いている個体を購入するのが良いとされています。
毒について
基本的には危険なヘビではありませんが、唾液に毒性があり長時間噛まれると軽く腫れて痛むようです。
奥歯(後牙)に毒があるとされている場合が多いですが、奥歯ではなく唾液に毒性があるのが正しいようです。
奥歯に溝は無いが、唾液に獲物を麻痺させる成分が含まれている。
出典: シシバナヘビ属 - Wikipedia
唾液に獲物を痺れさせる毒がある。
出典: セイブシシバナヘビ - Wikipedia
擬死行動について
飼育下では殆ど擬死行動を取る事は無いようですが、本当に死んでしまったと勘違いするという話があるようです。